中央稜のアプローチは初めてのため、二俣から右俣を奥に入り過ぎて、取り付きまで30分ほどロスしてしまった。あちこちに「四区」の奇妙なペイントがあり、ちょっとしたミステリーだったが、尾根に取り付いてすぐに分かった。迷ったら「四区」を目標にすると良い。
下部と上部の岸壁は、巻けるので全然問題ない。御小屋尾根上部のガラ場より、足場はいいように感じた。
天気が悪くて残念だったが、上部岸壁を抜けてから御小屋尾根分岐までのハイマツ帯の登りは、とても気持ちが良い。左に御小屋尾根稜線、一面がハイマツ、右はガスで見えなかったが南稜が展望できたのだろう。それと八ヶ岳はライチョウがいないのが寂しい。
阿弥陀岳山頂は10時半過ぎに到着した。午後には雨が降るかも、と思っていたにもかかわらず欲が出て赤岳を往復した。案の定、1時間ほど雨の中を下降するはめになった。帰りは、延命の湯に入って但馬家で塩ラーメン食べようと思っていが、結局、這這の体で帰った。
7月から月2回ほどの日帰り山行で、ようやく体が山に慣れてきた。膝も、下りを注意すれば痛みが出ず、少し自信が付いてきた。いよいよだなぁ。