山歩き系

2009-06-27 アトノ尾根から登る八ヶ岳権現岳

編笠山と権現岳は八ヶ岳の南端に位置し、登り口として観音平を利用する人が多い。権現岳へはその他、天女山からの尾根ルートがある。今回は観音平からアトノ尾根を登りルートに取ることにした。下りで利用する人は多いが、登りではあまり利用されていないのではないかと思う。

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梅雨の中休みと休日が重なったためか、6時前に到着した観音平の駐車場は既に満杯近かった。登山者の多くが駐車場から編笠山へ向かう中、三味線の滝 方面へ向かって奥へ入って行くのは、さすがに自分一人である。観音平から一旦林の中を下り、沢を渡ってから木で造られた階段を上り返し、アトノ尾根の入り 口まで25分ほどかかった。

登るにつれて、尾根道は明るい感じになってくる。延命水、笹すべり、ヘリポート、木戸口公園と通過し、三ッ頭へは8時40分に到着した。

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ここまで来ると視界は一気に開ける。前方には権現岳、右の方に八ヶ岳の盟主赤岳と、中岳を挟んで阿弥陀岳が見える。すっかり夏山シーズンと言う感じで、気温も上昇しているが、幸い霞んで見えないことはなかったのでありがたかった。ところで標識が真新しかった。

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眼前の岸壁を左へ巻いて乗越せば、その先に権現岳の山頂がある。振り返ると、登ってきたアトノ尾根が続いているのが見える。

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右の方を見ると、編笠山山頂から観音平へ続く稜線が見える。下りの予定ルートだ。

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岸壁を左に巻いて登ると、山頂はもうすぐだ。

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山頂は岩の上なので大変狭い。岩を乗り越して見ると赤岳が正面に見える。

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太陽の光を浴びて輝いている剣は、ちょっとかっこよかった。でも錆びで真赤だけど。標高2,715mはこの剣先だったりして。

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山頂を後にし、ギボシをトラバースする直前に振り返って見ると、岩が鋸の刃のように見えておもしろかった。ギボシ、のろし場を通過、一旦青年小屋があるコルまで下った後、再び編笠山山頂へ登り返す。権現岳を通過してからは、さすがに登山者が多くなった。

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編笠山山頂は賑やかだった。

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昨日天気予報を見ると晴れが続きそうだったので、急遽思い立って登ることに決めた。天候に恵まれた良い一日だった。


5:55 観音平P ー7:10 笹すべり ー 7:50 木戸口公園 ー 8:40 三ッ頭
9:30 権現岳山頂 ー 10:50 編笠山山頂 ー 11:50 押出川 ー 13:00 観音平P