先月の山行が結構強攻だったため、モチベーションも盛り下がってしまい、山へ行くのが面倒くさかった。知り合いが、「山へ行くのは好きだけど、玄関を出るまでが億劫だ。」って言っていたのを思い出した。冬が近づいてきたこともあり、ここら辺は比較的晴天の日が多いので、そろそろ出掛けようか。
小楢山は、山梨市の北方に位置する標高1,713mの低山である。アプローチは、焼山峠からとオーチャードヴィレッジ フフからがあるが、後者を選択、朝7:20にPを出発した。
Pからは、いきなり鉄柵の扉を開けて林道に入って行くが、林道の片側には2m程の高さの柵が続いている。ふと見ると、黄色地に黒で「熊注意」の看板、この柵はクマ止めなの?50分ほど歩くと「母恋し路」と「父恋し路」の分岐に到着。父恋し路を選択する。このルートはあまり登られていないらしく、また、枯葉も積もっており踏み跡がハッキリしない。しばらく登ると工事中の林道を横切った。
林道を越えるとようやく登山らしくなり、分かりにくい登山道を、岩や木に付けられた赤ペンキを拾いながら登る。所々お地蔵さんがあったりする。1時間少々で大沢山頭に到着し、視界が開けた。ここからは小楢山山頂まで続く尾根道で、山登りの中で楽しいひと時となる。途中、鎖が掛けられた岩場を登り、しばし展望を堪能。小楢山山頂では、ここより景色が良くなかった。
山頂では食事をしながら下山後の温泉を思い浮かべ、食べ終わったらそそくさと山頂を後にした。山登りの楽しみの一つが、下山後のひとっ風呂である。今回は、大弛峠に向かって牧丘を少し奥に入ったところの、鼓川温泉というところだ。お昼の時間だったせいか入浴客は少なく、日の光が湯船にキラキラ反射して、まったりととても癒される時間を過ごすことができた。前回の山行から1か月ぐらいしか経ってないのに、すっかり落葉して冬支度になっていた。移り変わりの早さに、改めて驚いた今回の山行でした。