Linuxをロクに使えないのに、新しいサーバ機を購入していきなりインストールと言う分にもいかない。先ずは使わなくなったPCにインストールして慣れることにする。
練習台となるPCは、以前パーツを購入して組み立てたもので、M/BがASUSのP4S333-VF、CPUにP4 Northwood 2G、メモリは有り合わせで512MB+256MBの768MBにした。HDDはATAの60G、DVDが読めるドライブを接続。心配はネットワークとグラフィック表示ができるかどうかだ。
本に付属のDVDを挿入しインストール開始、パーティションはLinuxの経験値が浅くて塩梅が分からないので、自動パーティションでそのままインストールした。
インストールは順調に進んだが、インストール後の再起動で、やはりグラフィックモードでの表示ができなかった。こうなるとお手上げである。が、以前 にX Windowの設定ファイルを変更したことを思い出し、いろいろと検索して試した結果「/etc/X11/xorg.conf」を書き直したところ、グラ フィックモードで正常に表示するようになった。手順は以下の通り。
1.ランレベルの変更
ブートプログラム「grub」の実行開始直後何かキーを押すと、起動システムの選択画面になる。ここで、CentOSを選択して「e」を押すと
root(hd0,0) kernel /vmlinuz-2.6.18 … -> initrd /initrd-2.6.18.el5.img
のように表示されるので、矢印キーで2行目のkernel…を選択し「e」を押す。変更できるモードになっているので「 3(スペースと3)」を入力してリターン、「b」を押せばブートが始まりテキストモードで立ち上がる。
2-4./etc/X11/xorg.confの修正
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "Videocard0"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1280x1024"
EndSubSection
EndSection
「Modes」の行がまるまる抜けていたので、上記のように追加保存し再起動したら、無事にグラフィックモードで表示するようになった。