キーエンスのサポート

PLC のラダーで装置を制御するプログラムを組むのは、実に5年ぶりとなります。納品までには至ってませんが、トンネルの出口がよーやく見えた感じで、ブログを書く気がやっと戻ってきました。

今回の仕事は、いつもの安請け合いで手を出してしまい、その半端ない仕事量に受けた事を悔やまれますが、もう意地になってやっています。しかし、捨てる神あらば拾う神あり、キーエンスさんには本当に助けてもらいました。

一般の人が耳にすることは殆んどないと思いますが、装置の制御と言うとシーケンサー、または、PLC と呼ばれる産業機器用の制御コントローラーが一般的に利用されます。そしてそのコンピュータ機器を動作させるためのプログラムがラダーと呼ばれるもので、リレー回路に似せたソフトの作り方をします。詳しい背景は知りませんが、三菱やオムロン、その他 PLC を出しているメーカーの殆んどはラダーでソフトを書きます。

ところで、自分のような下請は自分の好きなコントローラが利用できる訳ではなく、大概お客様から指定されたメーカーのものを利用します。ところが同じラダーであっても、メーカーごとにかなり機能が拡張されているのです。そのため、偏った使い方をすると他のメーカーの PLC を利用するとき、結構はまります。できることならプリミティブなラダー回路で制御プログラムを書けば、どのメーカーでも対応できる、と以前から考えておりました。

今でもそう考えておりますが、今回キーエンスの PLC でラダーを組んで感じたことは、一歩進んで、メーカーが提供する機能を十分活用するのも良いことだと思いました。どの機器にも応用が利く、という合理性はないし、開発の負担も大きいですが、こんな便利なことができるのか、と言う驚きを今回は沢山発見しました。

あまりの機能の豊富さにとても書ききれませんが、これらを利用するプログラムを短期間で書いてここまで来れたのは、メーカーであるキーエンスさんのお陰です。何しろ、今回利用する機器のマニュアルの平積みが30センチを超える高さもあり、2カ月余りで全部理解して作ると言うのだから、そりゃー無理というもの。

もうマニュアル読むより先に、電話掛けまくりで話しを聞きました。今までの経験から、正直キーエンスさんだからサポートしてくれましたが、他のメーカーでは受けてくれないでしょう。そして特筆することは、キーエンスさんは開発するためにタッチパネルやコントローラーを貸してくれることです。

装置はでき上がると1,2週間で納品しなければならない事が多く、悠長にデバッグをする時間を与えてくれません。しかも、制御機器は電装ボックスに組み込むため、実機で確認しながらの作業もできないのです。繰り返し作業している人なら開発ソフトだけで十分かもしれませんが、自分にはとても無理な話しなのです。今回は事情を話して申し出たところ、快く貸して下さり、すでに2ヶ月以上ですが本当に助かりました。

あまりべた褒めは良くありませんが、大変助けられたのでお礼と共に、偶然ブログを読まれた方がおられましたら、サポートを重視される方にはお勧めのメーカーとしてご紹介させていただきます。

それと産業機器は、使い勝手についてコンシューマー製品ほど使い易さを求められることはありませんが、ユーザーインターフェースを重視するならお勧めします。タッチパネルの機能が(高額なだけに)大変豊富なため、作り込むほど良いものができます。

よいしょはここまでにします。

株式会社キーエンス


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