日本通信(b-mobile)の「スマホ電話SIM フリーData」が、月額基本料1,560円(税別)という低コストで使いたい放題の200kbpsデータ通信、そしてMNPが可能な通話もできるということを知り、iPhone4sの契約もそろそろ2年になるためキャリアを替えたい気分になりました。
かといってイキナリ今の契約を切り替えて「失敗したっ!」となるのも嫌なので、そこで、ほったらかしてあった3GSを使ってSIMフリー化、プリペイドSIMの体験、Skype通話などを試してみたいと思った次第です。
さて、以降の説明においてお決まりですが全ては自己責任となります。またリンク先の安全性も確認しておりません。よってお問い合わせいただいても何もお返事できませんのでご容赦願います。
iPhone 3GSはソフトバンクで契約して利用していたもので、常にアップデートしていたためiOSのバージョンは最新の6.1.3、モデムファームウェアのバージョンは05.16.08です。
SIMをアンロックするためには、Appストア外のソフト「Ultrasn0w」を動作させなければならないため、脱獄(Jailbreak)する必要があります。その際利用するソフトが「Redsn0w(0.9.15b3)」になります。自分は母艦として「Mac mini(Mountain Lion v10.8.5)」を利用しましたがWindows版もあるようです。
その他「Cydia」を利用して「Ultrasn0w」をダウンロードするため、3GSをWi-Fiに接続しておきました。
なおiPhone 3GSですが、その製造時期(2011年34週以降)によってダメかも知れません。またそれ以前でも、2009年45週以降は修正ブートROMのため操作が紐付き(tetherd)になるかも知れません。自分のは2009年37週のようですが、これらについて詳細な情報は分かりませんので悪しからず。
iOSやモデムファームウェア、製造時期の確認方法は、「設定・一般・情報」でリスト表示された中にあります。
その他必要になるものとしてiPhone 3GSの「iOS 6.0 IPSW」です。これは「Redsn0w」の動作が6.1.3に対応していないため6.0.0で動作させるのに利用する、のだと思います(済みません、理解はしていません)。
最後に作業に直接必要ではありませんが、自分は何度も失敗する中でその都度「iOS 6.1.3 IPSW」を「Redsn0w」でリストアして復旧しました。リンク先の「iPhone研究所」は存じませんが、お金を払えば作業を依頼できるようです。
操作ですが、「Unlock iPhone 3GS iOS 6.1.3 baseband 05.16.08 Using Redsn0w and Ultrasn0w」のページを見て実行しました。
その他次のページを参考にしました。
作業は大きく
です(作業前にバックアップは忘れずに)。
1、2、3はPC上の「Redsn0w」で実行、4はiPhone上で実行します。なお「Redsn0w」は、iPhoneの製造時期が2011年34週以降のものに対応していない、という情報をどこかのページで見ました。
1、2、3を実行する際の共通操作は、「Jailbreak」での操作をする前に「Extras」で「Select IPSW」を実行して「iOS 6.0.0 IPSW」を選択することです。
その作業で「Is this newer (fixed) model?」かどうか確認がありますが、2009年44週以前であれば「No」を選択することになります。45週以降については「Yes」ですが、その後の操作について、「Jailbreak」のコマンドを動作させる際、「Extras」にある「Just boot」で「Jailbreak」を咬ませてiPhoneを起動させないと、動作しないのではないかと思います。
また「Jailbreak」ではiPhoneの起動をDFUモードで行いますが、作業として
の操作が入ります。操作の画像がYouTubeに上がっているので、どのように動作するか確認しておくと良いでしょう。動画のリンクは操作手順を参照したページにあります。
2、3の操作では、モデムファームウェアのバージョンを段階的に「06.15.00」、「05.13.04」と変更します。「Ultrasn0w」でSIMロック解除する際の対象となるファームウェアバージョンが「05.13.04」なのでしょうが、1回の操作ではできないようで、一旦「06.15.00」にする必要があるようです。
4の操作でCydiaを初めて動作させると使用者について「User、Hacker、Developer」の何れか聞かれますが、「User」で良いかと思います。変更は画面下「Manage」のページから左上「Settings」で変更できます。
「Redsn0w」をインストールするには、画面下の「Search」から上の入力ボックスで「Ultras0w」と入力すればリストに表示されるので、それを選択、インストールすることでSIMアンロックが完了です。
一連の操作でよく分からなかったのが、契約解除済みのSoftbank SIMは取り出すのか出さないのかですが、何回か繰り返して作業していたためハッキリしません。最後に成功したときは差しっぱなしだったように思います。
IIJmioからデータ通信500MBのプリペイドSIMが出ていたので、Amazonで購入して利用してみました。
プリペイドSIMを初めて利用する場合、利用に先立って「開通手続き」が必要になります。説明書にありますが、発信者番号が確認できる電話から開通センターへ電話して、パッケージに入っている「START PASS」に記載された電話番号とパスコードを入力します。
SIMを差し込んで利用する際もう1つ面倒なのが「モバイルデータ通信」の設定です。
「設定・モバイルデータ通信・モバイルデータ通信ネットワーク」で「モバイルデータ通信」に「APN:iijmio.jp」、「ユーザ名:mio@iij」、「パスワード:iij」を設定します。説明書には認証タイプがPAPかCHAPと書かれていましたが、このページには設定するところがなかったのでそのまま利用しています。
Wi-FiをオフにしてSafariを起動し、これでようやく繋がったことが確認できました。
今後の利用ですが、セキュリティを考えるとあまり安全とは言えないかも知れませんので、趣味程度の利用で済ませようかと考えています。