カテゴリー : 山歩き系

2010-07-31 テント1泊 白馬三山と不帰嶮から八方へ その1

土日の休日を使って、テント担いで白馬三山を回り、翌日不帰嶮を通過して昼には八方へ下降しよう、なんて言う計画を立てた。山行から帰って来て振り返ってみると、天気が悪かった事もあるがこれはお薦めできない日程だった。山の景色を楽しむというよりピークハントと、体力がどのくらい続くか挑戦したようなハードなスケジュールだった。慰めとしては、どの程度まで行動できるかが確かめられたことか。

出発は金曜日の夜だが、白馬は遠いし駐車場となる猿倉は混雑するので、夜中の12時前には到着するようにいつもより早く出発した。途中コンビニに2件寄ったが、いずれもおにぎりやパンなど品数が無く、夏休みで人出が多くて売り切れているのか、不況で余分に仕入れないのか。

前泊を車の中で過ごし、アラームが鳴って起きると雨が降っていた。もう一眠りして6時過ぎに起きると、雨は上がり、ところどころ青空も見えたので、思い切って出発することにした。

猿倉山荘の前に仮設テントが設営されており、山行計画書の提出と雪渓のアドバイスをもらって出発した。猿倉山荘の左側から山道に入り、すぐに林道歩きになる。10分ほどで白馬鑓への登山道を左に分け、そのまま林道を進む。途中、沢に付けられた橋を渡り、歩き続けると車が止まっていた。すぐに林道は終わり、そこから山道を少し登ると白馬尻小屋が見えてきた。猿倉を出発して1時間が過ぎていた。

一休みしてさらに30分ほど登ると、いよいよ雪渓の取り付だ。支度する人たちで渋滞していたので、少し離れて準備に取り掛かる。スパッツを付け、6本爪の軽アイゼンを装着。落石注意を肝に出発する。余談ですが、アイゼンを選ぶ際、夏山の白馬大雪渓や針ノ木雪渓を登るなら、6本爪以上のアイゼンをお薦めします。歩き易さ、スリップなどでワンタッチより優れています。

アイゼンの効きも良く、黙々と登る。ベニガラ上を一列でつながって登るため、追い越すときは横に外れ、スプーンカット上の雪渓を踏み越えて進む。急な斜面を登ったところが中間ぐらいであろうか、休息する人が落石を注意されているため山側に向かってザックの上に腰を下ろしている。上方を見ると、雪渓から尾根に取り付く終了点が見えた。

吹き下ろす風はさぞや涼しいかと思えば、フェーン現象なのか生温かい。蒸し暑い中、1時間半ほどで雪渓から尾根の取り付へ移ったところで休息する。

お花は綺麗だが、この尾根は結構急できつい。途中新しく建てられた避難小屋を通過。なんかトイレみたいだ。

標高2,553m地点で休息する(写真を見るまで2,333mだと勘違いしてた)。

誰かの話し声で「ゾウ」とか何とか聞こえたので斜面の方を見ると、お花畑に「ゾウ」のような岩が横たわっていた。なるほど~、感心。

グリーンパトロールの人たちがトランシーバー片手に情報交換をしつつ、休息している登山者に植生保護の協力を依頼していた。

視界はあまり良くなく、登り始めて5時間でようやく頂上宿舎を少し登った所にある白馬岳方面と杓子岳方面の分岐にたどり着いた。

分岐でザックをデポし、水だけ持って白馬岳山頂を目指す。身軽になったせいか気分爽快だ。15分ほどで有名な(収容できる大きさで?)白馬山荘を通過、さらに15分ほどで標高2932mの白馬岳山頂に到着した。

ガスで展望はなく、東側の崖を見て「冬はここを登るのかな?」と思ったぐらいで、早々に先へ進むことにした。

高山植物は見たときは綺麗だと思っても、デジカメに収めてみるとどれも花が小さくパッとしない。でも白馬岳に来たので何かデジカメに収めなくては、と言うのが上の一枚でした(T_T)。

時刻は12時半、分岐に戻り軽く食事をして、いよいよ白馬三山の杓子岳、白馬鑓ヶ岳に向かう事にした。登山者の数も減りよーやく楽しく歩ける、と思ったが、混雑はしてないがやはり人が目に付く。今回あまり楽しくなかったのは、人の多さがあったかも知れない。人が恋しくなるぐらいがちょうど良いのだが。

杓子岳へ向かう途中、振り返ってみると久しぶりに見通せたのでデジカメで撮影。頂上宿舎裏のテン場は大盛況のようだ。今日の宿泊予定の天狗山荘のテン場は空いているといいのだが。

ガスで杓子岳は隠されており眺めはあまり良くないが、それでも稜線歩きが一番楽しい。

いよいよ杓子岳に近付くと運良く山頂が見えた。この時山頂の標識は、写真右奥の方にあると勘違いしていたのが、巻き道を進んでから山頂へ向かった遠回りの原因だ。

巻き道を進み、杓子岳から下降してきた分岐にザックをデポし山頂へ向かった。2812mの標識が立つ、何もない山頂。下は山頂を踏んだ証拠写真と言うだけ。

山頂へ向かう際の崖っぷちの登山道。なかなか迫力あり。

分岐点に戻ると時刻は14時になっていた。どうやら今宵のテン場には16時ぐらい着きそうか?そう思いつつ杓子岳のコルへ下降する。登り返せば白馬槍ヶ岳だ。

コルで一休みする。チーズをムリヤリ口に押し込み、ちょっと辛めのビーフジャーキーを食べて腹の足しにする。コルから登り始めは少しきつく、かなりお疲れの登山者の横をゆっくり過ぎて登って行く。1時間は掛らず、それでもようやくといった感じで山頂が見えた。

15時5分、寂しい山頂、2903m。

もう後は、テン場を目指すだけだ。雨が降らない事を祈りつつ、クタクタな体に鞭を打つ。ここまでずーっとそうだったが、ガラガラの登山道だがそれほど歩きづらくはなかった(翌日の不帰嶮は別格だった)。

鑓ヶ岳から降りきったところで、鑓温泉から登ってくる登山道と合流し、稜線をそのまま天狗山荘へ向かって進む。もうそろそろかな、と言うところで天狗山荘が見えた。込んでいないテン場を見てホッとしたのが、最初の感想でした。

2010-07-31 テント1泊 白馬三山と不帰嶮から八方へ その2 へ続く


猿倉P(6:20)-白馬尻(7:40)-大雪渓取付き(8:10)-尾根取付き(9:40)-
2553m(10:45)-頂上宿舎上分岐(11:30)-白馬岳山頂(12:00)-杓子岳山頂(13:45)-
白馬鑓ヶ岳山頂(15:05)-天狗山荘(16:00)

2010-07-17 テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 その2

テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 2010-07-17 その1へ戻る

1日目は単調な登りで、登る方も、ブログを読まれる方も面白みは無いですよね(;´д`)。同じコースを行ってみようかな?と考えている方と、後は自分が読み返した時の情報源と言ったところでしょうか?

さて夜だが、夏なので寒くはなかった。このぐらいの標高なら、シュラフを持たずインナーとシュラフカバーだけでもいいと思う。まぁ、強行山行以外はシュラフを持って行きますが。

2日目3時15分起床、テントを開け空を見上げると満天の星だ。久しぶりに天の川を見て、星が多かった事を思い出す。塩ラーメンを食べ4時に出発。すぐにデジカメを忘れたのに気付きテントまで一旦戻る。さすがに、そのまま行く気にはなれなかった。

朝の暗いうちに撮った画像は、どれも手ブレで失敗でした。取り敢えず下の画像は、左から布引山(2683m)、鹿島槍ヶ岳南峰(2889m)、鹿島槍ヶ岳北峰(2842m)。鹿島槍ヶ岳は双耳峰だ。南方と北方を結ぶ吊尾根が美しい。

布引山を登る途中御来光を迎える。太陽は稜線の陰で見えなかったが、剱岳や立山がモルゲンロートに染まっていた。

布引山に5:00着。鹿島槍が目前に迫る。

右横から夏の日差しを受け、頂上目指してゆっくりと登って行く。

5時50分、鹿島槍ヶ岳南峰山頂に到着。

安曇野、松本平を跨いで、左に八ヶ岳、そして富士山、右に南アルプス連峰が望めた。

北アルプス南方を見れば、槍の穂先、穂高連峰、笠ヶ岳、乗鞍、さらに左は御嶽山だろうか?

北峰へは20分ほどだ。どうやら雪田の上は歩かなくても良さそうだ。が、今回は止めにした。五竜への縦走に取っておこうかと思う。下山でバテるのも嫌だし。

その五竜方面。遥か向こうは白馬岳だろうか?

ついでに赤岩尾根も見ておく。結構きつい尾根だ。

おにぎりを食べ、十分堪能し下山する事にした。

途中振り返って、鹿島槍南峰から西へ落ちる稜線上の、牛首山を眺める。そこまでは気持ちの良さそうな稜線だが、そこから黒部渓谷に下降するルートは無い。

7時25分、テン場に戻る。テントで陽をよけ、カフェラテを沸かして飲む。インスタントなのに、なんて美味しいのだろう。

お腹がゴロゴロしてきたので、早々にテントを撤収し冷池山荘へ。8時に山荘を出発、途中、冷乗越で赤岩尾根分岐を確認する。

剱岳、立山がくっきりと見える。剱岳へ行きたいといつも思っているが、懐深くに入らなければならないため、なかなか思い切れないでいる。

冷乗越から爺ヶ岳への登り返しから振り返ってみると、手前に山荘、その上のハゲた所がテン場、そして鹿島槍ヶ岳がハッキリと望めた。

爺ヶ岳北峰、中央峰、南峰と巻いて行く途中の棒小屋沢。十字峡、S字峡と憧れの下の廊下はあの向こうにある渓谷だ。

爺ヶ岳南峰を巻いて下る。種池山荘は目と鼻の先だ。その向こうに剱岳、別山、真砂岳、大汝山雄山の立山が。種池山荘からは、針ノ木岳へ向かう稜線がクッキリとしている。昨年日帰りで、針ノ木岳からこちらへグルリップしたルートだ。

眼下を見れば、扇沢、そして扇沢の駐車場が望める。正面に針ノ木大雪渓が上へ延びて行き、左に蓮華岳、正面に針ノ木岳が望める。右側その向こうは、薬師岳方面だろうか?

10時10分、種池山荘に到着。今回の山行はここまで、後はつらい下りだ。軽く食事を取り一休みして下降に入った。

下りでは足を痛めるので、30分おきに休息するようにしている。痛めるのは大概、膝か足の指である。どちらも痛めると辛い。ケルンに着くころには、膝もガクガクし始めた。

13時に柏原新道入り口に到着、軽く食事と残りの水を飲み干し扇沢駐車場へ向かう。道路は駐車場の空き待ちで渋滞となっていた。その脇を歩いて行く。最後のロックシェードをくぐり抜けて駐車場だ。熱い中、運転手の皆様ご苦労様です。でもヘトヘトなので、熱い視線にお応えはできません。

帰りは大町温泉郷の薬師の湯で汗を流した。600円也。脱衣所も湯も熱いし、日焼けでヒリヒリするしで、山行の後の温泉は、本当は体に良くないのではないだろうか。

さて、今回の帰りのルートだが、観光バスに釣られて西側山際の道路を走った。岩崎ちひろ美術館や穂高温泉郷のある通りだ。少し狭く高瀬川沿いと比較すれば曲がりくねっているが、信号が少なくスイスイと走れた。

いつもは高瀬川沿いか147号線(千国海道)を利用するのだが、意外と混雑する。次回からこちらを利用する事も考えよう。

テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 2010-07-17 その1へ戻る


4:00 テン場出発 - 5:00 布引山 - 5:50 鹿島槍ヶ岳南峰山頂 – 7:25 テン場帰着
8:00 冷池山荘出発 - 10:12 種池山荘 - 12:15 ケルン - 13:00 柏原新道入り口

2010-07-17 テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 その1

テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 2010-07-18 その2 へ進む

梅雨明け前の豪雨をもたらした梅雨前線が消え、今年も夏本番となった。先週の日帰り登山は今回の足慣らしのためだったので、無駄にはならなかったようだ。

今回は爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳を、車で扇沢から入ってのピストンだ。この時期の扇沢は、黒部や立山へ行く観光客でごった返すので、いつものように会社から戻ってからドタバタと準備をし、そのまま出発して駐車場で仮泊することにした。

このコースは、危険な個所はあるが難所は無く、登山を始めた健脚向けと言っていいようだ。扇沢から種池山荘までの柏原新道は整備が大変行き届いており、後で紹介するが長い道中を気遣ってか、コースの途中途中にポイントを設けてくれている。

種池山荘からは、爺ヶ岳、そして鹿島槍ヶ岳までの稜線が素晴らしい景色で楽しめる。最も夏の時期は、10時を過ぎると雲が上がってきて景色を遮るのが癪だが。

朝4:30起床、おにぎりを1つ食べて扇沢の駐車場を後にした。柏原新道の入り口は、扇沢駐車場からは15分ほど戻った所にある。その周辺にも駐車場はあるのだが、トイレが無いのでこちらの方にしたわけだ。なお扇沢の駐車場は、上方トロリーバス乗り場に近い2段まで有料なのでご注意を。

上空は青空がのぞいているので、期待通り梅雨明けのようだ。前日の雨で登山道は湿っており、湿度も高い感じがする。5時15分、山行届を投函し、扇沢の流水の轟音を聞きながら登って行く。テントを担ぎ上げるときは、いつにもまして登降スピードが落ちる。途中、数パーティに抜かされながら、ゆっくりと高度を上げて行く。

登り始めて40分ほどで最初のポイント、「八ツ見ベンチ」だ。八ヶ岳が見えるそうだが、往きも帰りも確認しなかった。往きは気が急いており、帰りはヘトヘトになっていたためだ(;´д`)。なお、急な登りはここで一段落のようだ。

そこから30分ほど登ると、「ケルン」と言う標識が掛かっている場所だ。鉄のアングルが箱の形で溶接されており、写真のように石が詰め込まれていた。帰りに後ろ側を見たら、「昭和45年久保田鉄工山愛好会」とか書いてあったようだ。違ったら済みません。

ケルンから20分程で「扇沢のぞき」に着く。扇沢そのものは、ここよりも爺ヶ岳の稜線から見た方が良いかもしれない。扇沢の駐車場なら、途中チラチラと何回か見える。この辺、登山道を整備されている方の登山者に対しての暖かい気持ちが伝わってくるようだ。

扇沢のぞきから30分ほどで「一枚岩」だ。登山道に、これが一枚岩の事かな、と思われる岩があったが詳細は定かでない。なお自分は、おおよそ1時間で1回休息を取るようにしている。人により、30分、40分単位の人もいると思う。柏原新道は、後者の登山者の人に丁度いいように設けられているようだ。

途中、シャクナゲが綺麗に咲いていた。

一枚岩から30分ほどで「石畳」に到着。ここからしばらく、石が敷き詰められた登りとなる。この新道を開いた人の労力は、いかほどだったのだろうか?そう言えば、誰かが「来る度にこの登山道は登り易くなっているようだ」と言うのを耳にした。

石畳を登りきったところで、尾根の脇に付けられた登山道から離れ、爺ヶ岳の山肌を巻くように種池山荘へ登って行く道となる。ここには「水平道」と名付けられていた。石畳から10分ほどだ。

更に5分ほど行くと「水平岬」となる。

数分で「大廻り」。

その先数分で「石ベンチ」となる。ここには腰掛けるのに丁度よい石が並んでいるので、休息するのに良い。登り始めておよそ3時間弱である。

石ベンチから少し行くと、「アザミ沢」という標識が転がされた場所があった。初めての残雪トラバースルートだ。

数分で「黄金岬」。夕日がきれいな所なのだろう、と思う。

いよいよ柏原新道で最大の雪渓トラバースルートに到着。黄金岬から10分ほどだ。吹き下ろす風がひんやりして気持ちいい。

15分ほどで「富士見坂」。

10分ほどで「鉄砲坂」。ここを直線的に登って行くと、種池山荘までは僅かな距離となる。

鉄砲坂を10分ほどで登り切ると、いよいよ山荘が目前に迫ってきた。高山植物があちらこちらに咲き乱れている。

8時50分、種池山荘に到着。掛かった時間はまあまあか。おにぎりを食べ、地図を眺めてこれからの事を考える。この時点では、今日中に鹿島槍へ行ってこようかな、なんて思っている。だが実際はもうばてており、冷池でそのまま爆沈となる(;´д`)。

爺ヶ岳に向けて出発した。鹿島槍方面を見ると、既に信州側から雲が湧き上がっている。剱岳は、手前でガスに覆われて見る事ができない。

爺ヶ岳の緩やかな山稜を登って行く。爺ヶ岳は南峰、中央峰、北峰に分かれており、種池山荘からの登りは、南峰の頂上を目指すことになる。南峰の頂上に着き、景色をしばらく堪能する。残雪期のルートとなる南尾根も確認できた。

雲が薄くなり、剱岳も望む事ができた。

少し下って登り返すと、15分ほどで中央峰となる。爺ヶ岳の標高は、ここにある2669mがそれのようだ。

南峰と比べて人が少なく、少し寂しい。

娘さんと来られたという、親父さんと娘さんの写真撮影を買って出て次に向かう。途中、1度は見たいと思っている黒部川下の廊下十字峡の、それに交わる棒小屋沢が眼下に眺める事ができた。画像は、翌日のものが剱岳もハッキリ見えるので、そちらに譲ります。

11時過ぎ、大谷原から登って来る赤岩尾根の分岐点、冷乗越に到着。ガスが巻いてしまい小屋は見えないが、ディーゼルエンジンの発電機が動作している音がハッキリと聞こえる距離だ。ここで軽く昼食を取った。画像は、翌日のものがハッキリ見えるので、そちらに譲ります。

ここから10数分で冷池山荘に到着。なんと、種池山荘みたいに地塘が小屋の脇にあった。

既に登る勢いは失せてしまったので、テントを張って午後の優雅な時間を過ごすことに決めた。

小屋からテン場までは、10分弱登った場所にある。自分は11番の番号札を貰い、早速場所を確保した。テン場は満杯になると悲惨なので、なるべく早めに到着した方が良い。今日は15時ごろには夕立があり、雨の中レインコートを着て設営している人たちを見かけた。ご苦労様です。本日のテン場は大盛況(45張前後)でした。

午後の時間を、まったりとテントの中で過ごし、時間がゆっくりと過ぎて行く。16時過ぎに夕食を取り、その後小屋までトイレを借りに行く。小屋では17時に夕食が始まったようだ。宿泊者が多いので、2回に分けて食事をするような放送を聞いた。

テントの中から撮った、本日最後のお気に入り画像です。

テント1泊爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 2010-07-18 その2 へ続く


5:00 扇沢駐車場出発 - 6:05 八ツ見ベンチ - 6:35 ケルン - 8:50 種池山荘
9:45 爺ヶ岳南峰 - 10:00 爺ヶ岳中央峰 - 11:10 冷乗越 – 12:00 テント設営完了

梅雨の時期の晴れ間に八ヶ岳権現岳へ 2010-07-10

今週末の予報は、朝方まで雨は残るが幸い天気は回復するとのこと。なので、何時もよりゆっくりと出かけることにした。途中小淵沢のローソンで食べ物を調達し観音平へ。時刻は8時前だが駐車場には既に20台以上駐車していた。

ルートは、登りは観音平を出発し、押手川から青年小屋への巻き道を通り権現岳へ。下降は三ッ頭からアトノ尾根を降り、途中分岐から観音平へ戻るグルリップ。

道中登り降りでアブに悩まされたので、この時期行かれる方は身支度にご注意を。肌を露出していると、チクッとやられます。

いざ山頂へ

2010-05-02(GW) 蝶ヶ岳、常念岳テント一泊春山雪の稜線歩き

前穂北尾根越しに穂高連峰からキレットを越えて槍ヶ岳を眺望することができる、大変素晴らしい景色を堪能できるのがこの蝶ヶ岳から常念岳への稜線だ。ルートは上高地から長塀尾根を登る人が多いようだが、マイカーでグルリップとなると三股から入ると良い。ところで穂高連峰を挟んで正反対からは、双六岳、笠ヶ岳の稜線から滝谷などの穂高連峰、槍ヶ岳を眺望できる。以前の記事ですが参考までにどうぞ。

2008-08-13 新穂高温泉から双六岳・笠ヶ岳の稜線山歩その2

さて三股の駐車場へは、早立ちをしたかったので前の晩に来て車中泊とした。連休とあって多くの車が駐車していたが、十分広いので溢れる事はなかった。

翌朝5時に起床、5時半に出発し、25分ほどで指導所に到着。計画書をおじさんに手渡し、常念からの下りは山小屋で情報を仕入れるようにアドバイスを受ける。

右に常念岳へのルートを分け、つり橋を渡って蝶ヶ岳へのルートを進む。ここからはもう雪道となった。連休前までは天候が安定せず寒い日が繰り返しあったせいか、今年はしばらく残雪が続きそうだ。

途中明るい枯木立の雪の登山道を抜け、まめうち平へ続く尾根へ取り付く。雪に覆われた笹藪や尾根を急登し8時20分にまめうち平へ到着する。

まめうち平からしばらく樹林の山道を進む。苦しい山登りの中で、ここの樹林帯歩きはとても気持ちが良い。もっとも、ここからはヒーヒー言って登る事になるのだが。

ルートを進行方向右手(南西)に向け、蝶沢の上部へ斜度を増して登って行く。9時30分蝶沢のトラバース地点を越えて休憩する。急な斜度なので、木の根元の近くで斜面によりかかるように休息した。

ここからの登りは、それまでより遥かに厳しい。小さなワンタッチ軽アイゼン(6本爪でないモノ)の登山者がいたが、スリップを繰り返してかなり苦しそうだった。上部がだんだん明るくなり急登の樹林帯を抜けると、いよいよ稜線が近づいてきたようだ。

最後の登りをこなし緩やかな窪地を登り詰めると、蝶ヶ岳ヒュッテのある稜線に11時35分に到着した。早々にテントを張り、とにかく体を休める事にした。お楽しみの景色は後回しにし、テントの中で昼食を取って、その後ひと眠りすることにした。日差しのお陰でテントの中は暖かく、14時過ぎまでお昼寝タイムとなった。

夕食まで時間もあるので山上の散歩とする。テン場の近くの丘に標識が立っており、どうやらここが山頂のようだ。

標識の右側は前穂北尾根とピークが前穂高岳、左に明神岳が連なり上高地へ落ちて行く。さて、これが見たかったという穂高岳連峰と槍ヶ岳。

左側手前が前穂、右に奥穂、涸沢岳、北穂、キレット、南岳、中岳、大喰岳と続き右端が槍ヶ岳。画像ではわからないが、槍ヶ岳のカールには肩の小屋まで一直線にトレースが付いている。しばらく景色を楽しみ、テントに戻り5時に夕食を取った。

本日の出費は高速料金1,000円の他、テン場の料金500円を支払い、水1リットル150円で2リットル補給したのが全部である。また、常念岳から前常念、三股への下りについてヒュッテで尋ねると「ここは関係ないので常念小屋で尋ねるように」とのこと。まぁ、こんなところでしょう。

翌朝は3時30分起床、朝食を取ってテントを撤収、5時過ぎに出発した。横から霞み雲を通して射す柔らかい陽光の中、6時05分蝶槍に到着。本日目指す常念岳へのルートと常念岳が一望できる。

蝶槍を一気に下降、登り返して樹林帯から抜け出た所で振り返ってみると、蝶槍のピークが角のようにチョコンと突き出していた。

常念岳へ登りの途中、声を掛けた登山者が偶然、昨日三俣から登ってきたということで話を聞く事ができた。お陰で心配が減り気が楽になった。山中で困るのが道迷いだ。特に雪山は、トレースがないと笹藪ひとつ踏み間違えただけで迷子になる。しかし彼らの踏み跡が残っているということで、ホッとしたわけだ。

稜線上最低のコルから常念岳山頂2,857mまで、およそ400mを登り返して9時30分常念岳の山頂に立った。正面には槍ヶ岳、北に目を転ずると大天井岳、その右側は立山だろうか、左側はハッキリとわからないが野口五郎岳、真砂岳、水晶岳が連なっていると思われる。

下降ルートの前常念岳の方へ目を向けると、遥か霞んで左側が八ヶ岳、右側に南アルプスが見える。富士山は残念ながらよく分からなかった。

陽は高く、ギラギラと雪上を照らし、紫外線が強いのが感じられる。日焼け止めをたっぷり塗り、スキー用のサングラスをしているが、それでも下山後目が痛く日焼けもした。

さて、いよいよ山頂ともお別れだ。雪の細い稜線を下り、前常念岳の手前で一休み、縦走した稜線をもう一度眺めた。また訪れる事ができるかわからないのだから。

前常念岳から樹林帯までの急な岩場を下降し、樹林帯に入って11:30分昼食を取る。持って来たおにぎりはボロボロで、スープでお腹に流し込んだ。12時30分頃尾根から右の山腹を三股へ下る下降ルートに移った。

このルートはところどころの木に赤いペンキなどで目印があるのだが、雪に隠された登山道は判然としない。急な下りに夢中になっているとロストしてしまうので、注意が必要だ。幸い、トレースがある程度見わけが付いたので無事に下って来る事ができた。

30分おきに休息を入れ、13:30分最後の休息を取る。既にアイゼンは外し、ピッケルもザックに括り付けてある。ほどなく沢に合流し、顔を洗って汗を流す。(次の画像はおまけ)

14時過ぎ駐車場へ戻り、途中ホリデー湯四季の郷で風呂に浸かった。連休中とありイモ洗いのようだった。帰りの道路や高速もあちこち込んでいて、久しぶりに「少しは景気が良くなってきたのかな」と、変な実感をした次第だ。